キャットフードの種類は日々増えており、愛猫に何を買ってあげたら良いのか迷うことはありませんか?
健康面、好み、値段etc..
そして、わたしたちはついついメーカーのキャッチコピーに釣られて餌を選びがちです。
しかし、キャットフードも私たちの食事と同じで、愛猫に合ったものを食べさせてあげなければ本当の健康維持は難しいのではないでしょうか。
今回はキャットフードの特徴と猫に必要な栄養素をご紹介し、今後のキャットフード選びのご参考にして頂けたらと思います。
キャットフードの種類とその特徴
キャットフードは主に下の2種類に分けられますが、みなさんはドライフードとウエットフードの特徴についてはご存知でしょうか?
- ドライフード
- ウエットフード
ドライフードとは
カリカリと呼ばれるフードで、水分含有量が10%以下です。
長所としては
- 栄養価が高い
- 満腹感が得られやすい
- 歯石が付きにくい
- 腐りにくい
- 比較的安価なものが多い
短所としては
- 添加物が含まれているものが多い
- 穀物類が入っているフードは炭水化物過多になりやすい。
- 穀物類が入っているフードはアレルギーになる可能性がある
- 水分を取らないと尿結石になるリスクがある
- 安価な粗悪品が多い
などが挙げられます。
ウエットフードとは
水分含有量が75%以上のフードのことです。
長所としては
- 素材を生かしたものが多く食いつきがよい
- 尿結石のリスクが少ない
- 炭水化物が少ない
- アレルギーになるリスクが低い
短所としては
- 開封後の賞味期限が極端に短い
- 腹持ちが悪い
- ドライフードに比べ値段が高め
などが挙げられます。
どちらが良いのか?
これに関しては一長一短なので、どちらが良いと言うことは一概に言えません。
ただ、一つ言えることは両方食べれるようにしておいた方が良いということです。
今は元気でも歳をとって歯が悪くなればウエットフードを食べれた方が良いですし、猫を留守番させたりする時はウエットフードは明らかに向きません。
「総合栄養食」を忘れずに
キャットフードには「一般食」と「総合栄養食」があります。
一般食は副食のおやつ、おかずにあたるものですが、「総合栄養食」主食にあたるものです。
基本的にはこれらを組み合わせて食事させてあげることが好ましいと言われています。
猫に必要な栄養素の割合とは?
人間に必要な栄養素は、炭水化物68%、たんぱく質18%、脂質14%と言われており、猫に必要な栄養素は炭水化物45%、たんぱく質35%、脂質%と言われています。
猫はもともと肉食動物ということもあり、動物性たんぱく質を多く摂取し、炭水化物はそれほど必要としない動物です。
逆に、たんぱく質は人間の約2倍近い量を必要としていることが分かります。
このことから、普段あまり運動をしていない猫にとっては炭水化物を多く含むドライフードは肥満の原因になる可能性があります。
ですので、肥満の猫や、カロリーを消費しなくなった高齢の猫にはグレインフリー(穀物未使用)のフードがおすすめです。
ライフステージに合わせたキャットフードの選びが重要
猫は年齢とともに、あまり動かなくなり、エネルギーの代謝が悪くなります。
その為、若い猫と同じ食事ではカロリーや脂質、炭水化物が摂取過剰になる可能性がります。
ペットショップでも年齢別にキャットフードが存在するように、高齢になるにつれ以下のことを気にしてあげると良いと思います。
- 歳をとるにつれ、カロリーの少ないものを選ぶ
- 極力添加物のないものを選ぶ
- グレインフリーのものを選ぶ
- 脂質も少なめなものを選ぶ
まとめ
キャットフードでも色々な特徴があることが分かりました。
人間と同様に、猫にも年齢、体形、体質に合わせた食事をさせてあげることが愛猫が長生きできる秘訣ではないでしょうか。
キャットフードを選ぶ時も、セールスコピーだけではなく、成分表示や素材にも気を遣っていきたいですね。
※この記事の内容はあくまでご参考程度でお考えください。病気の猫ちゃんを飼われている方は獣医さんの指示に従ってくださいね。