どんなに凶暴でなつかない猫もあっという間にお腹を見せるようになる。
そんな夢のような話をみなさん信じますか?
私はたまたまHuluで見つけた「猫ヘルパー 猫のしつけ教えます」を見て釘づけになりました。
登場する猫ヘルパーの名前はジャクソンギャラクシー。
見た目はいかつい身体にスキンヘッド、全身タトゥーに髭という犯罪臭しかしない男がいとも簡単に猫の問題行動を解決していくのです。
今回は猫ヘルパーの番組内容や彼の驚きの半生、執筆本についてご紹介したいと思います。
猫ヘルパー~猫のしつけ教えます~はどんな番組?
「猫ヘルパー 猫のしつけ教えます」はアニマルプラネットの長寿番組です。
ジャクソンギャラクシーと呼ばれる見た目とてつもないアウトローな男が猫ヘルパーとして様々な猫の問題行動を解決していきます。
しつけの対象となる猫は
- 人に引っかく噛みつく飛びつく等の攻撃性を持った猫
- トイレ以外のいたるところで尿やスプレーをする猫
- 他の飼い猫や犬を攻撃する猫
- 家具や壁など家をボロボロにする猫
などなど。
話の構成としては
- 猫の問題行動に悩む飼い主がジャクソンギャラクシーに依頼
- ジャクソンギャラクシーが家庭訪問し猫や飼い主の状況把握
- 飼い主に一回目の改善案と課題を提供
- 暫くしてから再度訪問し状況把握と次ステップの改善案と課題を提供
- 最後の訪問では猫が見違えるほどおりこうになってハッピーエンド!
というのが毎話の主な流れで、必ず最後には問題行動が解決されます。
ジャクソンギャラクシーの驚愕の半生
ジャクソンギャラクシーは二十数年間、猫の問題行動や保護に取り組み、動物保護団体スタッフの教育や野良猫病院の運営、自治体の猫問題を扱う顧問委員なども務めています。
しかしそんな彼の半生は凄まじいものでした。
薬物依存、過食症、窓の無い倉庫での生活。
薬物の幻聴や幻覚に悩まされ、生活費にも困った彼が起こした行動が人生を180度変えることになりました。
それは生活費欲しさに自分の経歴を詐称し、動物保護施設のスタッフになったことです。
彼はその施設で里親が見つからずに人間の都合で殺処分される猫たちを目の当たりにしました。
時には自分も安楽死に携わったこともあったそうです。
そして、この悲惨な状態を抜け出す手段はたったひとつしかありませんでした。
それは里親を見つけることです。
しかし引き取って貰うためには問題行動を起こす猫であってはいけません。
彼は必死になって猫を救う為に尽力しました。
家でもたくさんの問題を起こす猫や重い障害を持つ猫たちと暮らしました。
彼は実践で猫の本質をつかみ、現在のしつけ方を構築していったのです。
ですからその数多くの経験や実績、知識から絶大な信頼と人気を得ているのです。
さらに言うと見た目のギャップや彼の生きざまも人気の後押しをしていることは間違いありません。
彼の生き方をもっと知りたい方に
彼の書いたぼくが猫の行動専門家になれた理由 (フェニックスシリーズ) [ ジャクソン・ギャラクシー ]は猫のしつけ本というよりは彼の自伝であり告白です。
薬物依存症だった彼が立ち直り猫の行動専門家になるまでの壮絶なストーリーが綴られています。
もちろん猫と向き合うための考え方やつき合い方のエッセンスはとてもためになります。
読んで思ったことは窓の無い倉庫で絶望していた自分と、せまい檻で死を待つ猫たちを自身に重ね合わせていたのではないでしょうか。
「助けて欲しい」
その思いはジャクソンも猫も一緒だったと思います。
ジャクソンは猫を救うことで自分自身も救済されました。
しかしそこに至るまでの経緯が生半可なものではありません。
猫の問題行動を直す前に自分の「薬物依存」という問題行動とも戦わないといけないからです。
「崖っぷちの猫に崖っぷちの男が捨て身で向き合う」
そんな彼の生き様にみなさん興味はありませんか?
まとめ
みなさん如何でしたでしょうか?
私は何気なく観たテレビ番組で彼に釘付けになりました。
彼の問題行動解決はしつけというよりは猫に対して提案型の手法だと思います。
例えば猫の行動を予測したキャットタワーの配置や室内環境、トイレの場所や遊び方など、その猫の性格に合った改善を的確に行っています。
次回はそんな彼の問題解決(しつけ)についてご紹介していきたいと思います。
楽しみにしていてくださいね!
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