猫のアニマルセラピーはうつ病も治す?驚くべき癒し効果と科学的根拠を解説!

皆さんアニマルセラピーという言葉はご存知でしょうか?アニマルセラピーとは動物と触れ合う事で、精神や肉体な改善を目指した治療法のことです。

実際、ペットと暮らすことで人の精神状態や病気が改善されることは科学的に証明されています。

その中でも猫の癒し能力はとても高く、一緒に生活を共にするだけでうつ病などの精神疾患や病気が改善された事例は数多くあります。

今回はただ「可愛い」だけじゃない猫の驚きの癒し能力について迫っていきたいと思います!

猫が人に与える癒し効果が凄い!その科学的根拠3つとは?

猫と暮らすことで「幸せホルモン」セロトニンが分泌され精神が安定する

人がイライラしたり不安を感じたり、うつ病になったりする原因にノルアドレナリンの過剰分泌が挙げられます。

ノルアドレナリンは肉体的や精神的にストレスを感じた際に分泌されるホルモンで、これは本来、交感神経の活動を高めてストレス環境に適応した状態にするためのホルモンです。

しかし、ノルアドレナリンが大量に分泌されてしまうと、ストレス状態が長く続いてしまいます。

そして、この状態を繰り返すことでストレスに対し過敏になり、いわゆる鬱やヒステリーになってしまうのです。

そこで、それを抑制してくれるものが「幸せホルモン」と呼ばれるセロトニンです。

これは脳内物質の一つで、ノルアドレナリンの分泌を抑制し、精神の安定や心のやすらぎを与えてくれる働きがあります。これにより交感神経のバランスを取ってくれるのです。

では、なぜ猫と暮らすことでセロトニンが分泌されるのでしょうか?

それは猫と暮らすことで得られる生活習慣にあるようです。

セロトニンが増える生活習慣

  1. 早寝早起き
  2. 太陽の光を浴びる
  3. 適度なリズム運動
  4. 信頼、愛するものとのスキンシップ

猫と生活されている方は心当たりがあるのではないでしょうか?

猫と暮らしていると必ず決まった時間(わが家は6時ジャスト)に起こしにきます。

起こしにくる理由として「ご飯が食べたい!」という理由がほとんどなのですが、猫の体内時計は人間より遥かに優れている為、毎日同じ時間に起きることになります。そして起きたらカーテンを開けるので太陽の光を浴びているのではないでしょうか?

これで1と2は既に実践されていることになります。

次に3の適度なリズム運動ですが、これは猫と遊ぶ時の人間の動作がそれにあたるかもしれません。例えば猫じゃらしのおもちゃで左右に振ったり縦に振ったりする動作がこれにあたります。わが家は一日トータルで10分~15分行っています。

最後に4の信頼、愛するものとのスキンシップですが、これは人に限らず猫も同様で、可愛い猫の頭や体をなでたり、首をさすったり、顔を近づけてスリスリしたりがこれにあたります。

もちろんこれは猫にストレスを感じる人には効果がありませんが、このサイトを見ていただいている方は猫を飼ってらっしゃるか、飼えなくても猫を愛していらっしゃる方だと思っています!

ですので、上記のような習慣を繰り返すうちに知らず知らずの間にセロトニンが分泌されるライフスタイルが形成されているのです。

猫を撫でることで「愛情ホルモン」オキシトシンが分泌されストレスを抑制

猫を撫でているととても穏やかな気持ちになることはありませんか?しかも撫でた時に気持ちよさそうな顔をしてくれると尚嬉しくなります。

しかし、これは単なる気分的な問題ではありません。

猫を撫でることで手のひらを介して脳に刺激が伝わり、脳下垂体後葉ホルモンである「愛情ホルモン」オキシトシンを分泌するためです。

このオキシトシンは前述した「幸せホルモン」セロトニンの分泌を促す物質でもあるため、猫を撫でる→愛情ホルモン「オキシトシン」を分泌→「幸せホルモン」セロトニンを分泌→幸せな気分→また撫でる→愛情ホルモン「オキシトシン」を・・・(以下繰り返し)のハッピーループになるという訳です。

これは猫を愛していればいるほど強い効果が得られるのは言うまでもありません!

そして、オキシトシンのもう一つの効果は「ストレスホルモン」と呼ばれるコルチゾールを下げる働きがあるということです。

コルチゾールは血糖値、血圧を上げる働きがあるため、過度の分泌は心筋梗塞や高血圧、糖尿病を引き起こしやすくする原因になります。

オキシトシンはこのコルチゾールの過剰分泌を抑える効果もあるため、猫と暮らす人は猫と暮らさない人より、心筋梗塞や高血圧になりにくいという研究結果も出ています。

猫のゴロゴロ音は怪我や骨折にも効果的

猫のゴロゴロ音は25㎐の低周波ですが、この音は骨に作用して新陳代謝を高める働きがあります。

その為、猫は骨折をしても、他の動物に比べてダントツで回復が早いと言われています。

そこでその低周波を利用した医療器具が開発され、骨折治療に使われるようになりました。

その治療は「超音波骨折治療法」と名付けられ、通常の治療に比べ治療期間が30%~40%回復されると言われています。

野球の松井秀喜選手やサッカーのベッカム選手が治療を受けたことで注目を集めました。

まとめ

みなさんどうでしたか?

いつも傍にいる猫がこんなスーパーキャットだとご存知でしたか?

これを知ってしまうとちょっとしたわがままも許せてしまいますね。

猫は見ていてただ可愛いだけじゃなく、心身ともに癒してくれる凄い動物だということが分かりました。

いつも、自分を癒してくれる猫が、ずっと元気で居られるように私たちも猫の健康に気を遣っていきたいです。