皆さんは猫と生活する上で、ご飯や生活環境など色々と気を遣われることが多いかと思います。
食事であれば、タマネギ類やチョコレート、アワビ、サザエ等が猫の命を脅かすのはよく知られている事実です。
生活環境であれば、ビニールや人間の薬、輪ゴムや小物が誤飲を招く可能性があります。
しかし、こういった食事や誤飲以外にも私の生活用品で猫の命を脅かすものが存在します。
今回は、私たちの身近なもので猫の命を脅かす危険なものを2つ挙げたいと思います。
意外に知られていない猫にとって危険なもの3つ
- 猫を脅かす危険な植物とは?
- アロマディフューザーは猫に有害?!
- 香水を使う際は絶対に猫がいない場所で!
猫を脅かす危険な植物とは?
みなさんのご自宅では花や観葉植物を飾られたりしていませんか?
実はこの花や観葉植物の中に猫にとって有害なものが存在しているのです。
花であれば、ユリ、アジサイ、ヒヤシンス、スズラン、スイセンなどが猫にとって毒性が強く、特にユリ科の花は危険と言われています。
また、アイビー、ポインセチア、ポトスなどの観葉植物、ナス科、サツマイモ科の植物にも毒性があるようです。
主な症状としては、痙攣や嘔吐、下痢などの症状が挙げられます。
普通であれば、猫が食べることは無いと思いますが、暴れて花瓶をこぼしてしてしまい、うっかりその水を飲んだりすると大変危険です。
特に外出が多いご家庭などは十分に気を付ける必要があります。
アロマディフューザーは猫に有害?!
アロマディフューザーを置かれているご家庭は結構多いのではないでしょうか?
アロマオイルは人間をリラックスさせてくれますが、猫にとっては全くそうでは無いようです。
その理由としては猫が「完全な肉食動物」であるため、植物を全く必要としない動物だからです。
そのため、体内に取り込まれた植物成分は消化分解などの代謝をする機能がほとんど無く、体内に蓄積され続け中毒をおこすことがあります。
アロマディフューザーは蒸気として空中に散布される為、鼻から吸収され、さらに体毛に付着した毛を舐めることで口からも吸収されます。
さらに、猫は人間の二分の一の薄さしかないため、皮膚からもダイレクトに吸収されます。
このことから、猫と生活されているご家庭では特に注意をしてあげる必要があります。
香水は絶対に猫がいない場所で!
香水は化学物質で猫にとっては有害です。
代表的な有害成分として、ベンズアルデヒド、アセトン、酢酸ベンジル、しょうのう(カンフル)、エタノール(エチルアルコール)があります。
これらは人間に対しても中枢神経障害、目のかゆみ、喉の痛み、消化器障害、吐き気、けいれんを起こすことがあります。
つけた人が上記のような症状を発症するだけでなく、周りにいる人も同様の症状を起こす場合があるので、小さい猫にとってはかなり脅威と言えるでしょう。
化学物質はアロマオイルと同様に猫の身体では代謝、分解することが難しいのです。
香水は霧状に噴射される為、空気中に漂った成分が猫の毛に付着しそれを毛づくろいした猫が中毒を起こす可能性は十分に考えられます。
ですので香水を使用する際は猫ちゃんがいない場所で使用し、使用したあとは換気をしてしばらく部屋に入れないようにしましょう。
私も外出時に香水を使用することがありますが、その際はベランダの外に出て使うようにしています。
まとめ
みなさんどうでしたか?
意外に知らなかった方も結構多かったのではないでしょうか?
花やアロマオイル、香水などは人の生活を豊かにしてくれますが、猫にとっては常に危険ととなり合わせなのです。
これら製品の安全基準はあくまで人間にとっての安全基準なので、猫にとっても安全とは限りません。
これを機会に猫ちゃんを取り囲む環境を見回すきっかけになっていただければ幸いです!