こんにちはKitaruです。
皆さんはどんな思いでこれから猫と暮らそうと考えていますか?
猫と暮らすと幸せなことや楽しいことはたくさんありますが、それと同じだけの大変なことが沢山あります。
今回は猫を飼う前の心構えや準備しなければいけないものをご紹介し、皆さんにもう一度再確認して頂けたらと思います。
猫を飼うための心構え
生活環境が猫が飼える環境であること
家族に猫アレルギーの人が居たり、ペット不可の賃貸物件で猫を飼うことは猫にとっても飼い主にとっても不幸な結果を生みかねません。
ペット不可の物件で猫を飼った場合、近所の人にバレないかなどを毎日気にして生活しなければいけませんし、鳴いた猫に当たるのもお門違いです。
精神衛生上良くない環境で飼うことはおすすめできませんので、飼う前にもう一度本当に大丈夫か考え直してみてください。
一生家族として暮らす覚悟があること
これは一番大事なことですが、愛猫が息を引き取るまで面倒を見続けられるでしょうか?
猫はもちろん可愛いですが、夜鳴きもしますし粗相をしたり、壁や家具を爪でボロボロにすることだってあります。
予期せぬ怪我や病気で大金が掛かるかもしれません。
それでも愛し続けられますか?
飼ったときの楽しいことを考えるのは勿論大事ですが、デメリットやリスクについても事前に知っておく必要があります。
猫の生活費を無理なく捻出できること。かかる費用は?
当たり前ですが、猫を飼うと食事やトイレ砂などの消耗品、キャットタワーやキャリーバッグ、おもちゃなどの備品にお金が掛かります。
また、ワクチン接種や健康診断、予期せぬ病気やケガによる出費も考えなければいけません。
特にペットの医療には保険が利かないため、大きな病気やケガをしてしまうと数十万の出費が掛かることもあります。
それらも全てひっくるめて受け入れられる覚悟と生活力が必要となります。
一例として、わが家の一年間の生活費をご紹介します。
<ビーフ先生一匹の場合>
- キャットフード+おやつ 5,000円×12か月=60,000円
- トイレ砂 1,000円×12か月=12,000円
- 健康診断(年三回) 5,000円×3回 =15,000円
- 3種混合ワクチン 5,000円×1回 =5,000円
- ノミダニ駆除薬 5,000円×3回 =5,000円
- 爪とぎ、おもちゃ 12,000円
合計 109,000円
猫に必要な知識を身に着けること
当たり前ですが猫は私たち人間と食べるものも違えば、行動や性格、掛かる病気も全く異なります。
愛猫を健康で長生きさせるためには飼い主の知識習得は欠かせません。
猫を初めて飼われる方は獣医さんのアドバイスや猫に関する書籍などで知識を身につけてください。
下に私のお勧めする本を一冊ご紹介します。
タイトル「猫のための家庭の医学」
猫に関する食事、健康、遊び、美容、しつけなどが分かりやすいイラスト付きでこの一冊に凝縮されています。
猫を飼うために揃えたいアイテム
猫を迎えるために必要なアイテムをご紹介したいと思います。
これらは必要最低限のアイテムなので、これから飼う準備をされている方は是非チェックしてみてください。
トイレ
トイレは子猫か成猫によって用意するものが異なってきます。
子猫にとって一般に売られている成猫用のトイレは深すぎて排泄がしづらいので仔猫専用のトイレを用意してあげると良いです。
トイレ自体の材質はほとんどがプラスチック性で大きく分けると二つのタイプがあります。
一つは平らな底に固まるタイプの砂を敷き詰める通常トイレ。
もう一つはトイレの底が二重構造になっていて、上はすのこ状の段に砂を敷き詰め、下の段には消臭シートやマットを敷くシステムタイプがあります。
砂も大きく分けると固まるタイプとそうでないものがあり、主に通常タイプのトイレにおしっこが固まるタイプの砂、システムトイレに固まらないタイプの砂を使います。
どちらも一長一短はありますが、おすすめはシステムトイレです。
理由はシステムトイレに使われる消臭シートやマットは、猫一匹分のおしっこであれば一週間分は吸収してくれ、掃除も簡単でニオイが抑えられる点にあります。
通常のトイレはおしっこをする度に固まった砂を取らなければならず、外出が多い家庭には向きません。
おすすめのシステムトイレ
フルセットで1879円とリーズナブルで、こちらを買っておいてほぼ間違いはありません。
一点注意することは、大きい猫ちゃんだと入らない可能性があるため、サイズを確認してみてください。
キャットフード
猫の食事は必ずキャットフードを用意してください。
その理由は人間の食べるものは猫にとって毒になるものも多く、糖分、塩分の多いものやネギ類、香辛料、その他にも与えると危険なものが多く存在する為、安心して与えられるキャットフードがベストです。
人の食事を与えて気に入ってしまうとキャットフードを食べなくなったり、人が食べるものになんでも興味を示してしまうようになるので注意が必要です。
キャットフードは「総合栄養食」と「一般食」、「間食」に分かれていて、基本的には「総合栄養食」と水があれば栄養を十分補うことができます。
「一般食」は副食にあたり、「間食」はおやつなのでこの二つだけでは十分な栄養を補う事はできません。
この二つは「総合栄養食」のサブとして与えるようにしてください。
ドライフードとウェットフードは総合栄養食であればどちらでも構いませんが、ドライフードとウェットの両方を食べれるようにしておくことをお勧めします。
食器
水やキャットフードを入れるための食器が必要です。
材質はいろいろとありますが、衛生面や安定感を考えると陶器かステンレス製がおすすめです。
プラスチック製は軽いので食べている間に動いてしまったり、水だとこぼしやすいのが難点です。
また、猫によっては食べる時に髭がお皿にあたるのを嫌がる猫も居るので、食器は深すぎないものが良いでしょう。
おすすめの食器
食器が底上げされていて、猫が深く屈みこまなくても食事や水を飲むことができます。
また、猫にとって深さも大きさも 丁度よい為おすすめです。
寝床
出来れば人が前を横切らない場所で落ち着いて寝れる場所を用意してあげてください。
猫は寝る場所の好みがうるさいので、なかなかペット用ベッドで寝てくれないことが多いです。
始めの方は猫が落ち着いて寝れる場所にタオルや古い毛布などを敷いて様子を見てあげると良いでしょう。
爪とぎ
爪とぎは猫の本能なのでやめさせることは出来ません。
一度壁などで爪とぎを覚えてしまうとしつけるのが難しい為、必ず爪とぎは用意してあげてください。
猫が出入りする部屋に最低一つはあると良いでしょう。
材質は絨毯のような素材や段ボール、麻など様々で猫が好むものを見つけてあげてください。
私的には強化段ボールで作られた爪とぎがおすすめです。
何が良いかというと、段ボールなのに非常に丈夫な上、爪とぎした後のくずが殆ど出ません。
一匹で使用した場合は1~2年もつものもあります。
少し高いですが、300円~500円の爪とぎを頻繁に交換することを考えれば間違いなく手間もお値段もお得です。
おすすめの爪とぎ
強化段ボールで爪とぎのカスがほとんど出ません。
猫ちゃん一匹であれば2年近くもつので長期的に考えれば決して高くはありません。
また、くつろぐためのベッドとしても使えるので非常に優秀です。
ただ、サイズは色々ありますので、猫ちゃんの大きさに合ったものを選んであげてくださいね。
ブラシなどのグルーミング用品
猫はブラッシングで抜け毛を予防してやることで、毛玉症を防止することができます。
猫は自分の身体を舌で舐めますので、ブラッシングしておいてやると、胃や腸に溜まる毛玉を抑制することができます。
毛玉を吐く姿は見ていても痛々しいので最低でも3日に一回はブラッシングをしてあげてください。
おすすめのブラシ
猫を飼われている方は知らない人がいないくらい有名なファーミネーターです。
プロトリマーも使用していて、わが家でも愛用しています。
短毛用と長毛用がありますので、猫の毛質に合わせて選んであげてください。
使用上の注意点としては、クシの部分が金属なので強くブラシをすると猫の皮膚を傷めてしまうので力加減には注意してくださいね。
キャリーバッグ
病院に連れて行く時や、外出時に必要になるのがキャリーバッグです。
その他にも災害時に一緒に避難する際に必要になります。
大きさは体がすっぽりと納まって中で体の向きを変えられるくらいの大きさが良いでしょう。
何度も買わなくてすむように子猫から成猫まで使えるものが良いですね。
材質は色々ありますが、耐久性があって寝心地の良さそうなものを選んであげてください。
おすすめキャリーバッグ
手で持つキャリーはかなり力が必要で特に女性は持ち運びが大変ですが、こちらは女性でも楽に持ち運びが可能です。
車のシートにも固定できる機能があり大変便利です。
容量は4kgの猫であれば体の向きを自由に変えれるくらい余裕があり、7kgだとみっしりと言った感じです。
おもちゃ、キャットタワー
猫の狩猟本能を満たしてくれるおもちゃで遊んでやることは飼い主と猫のコミュニケーションを築く上ではとても大切なことです。
特に子猫や成猫は元気が有り余っているので、そのエネルギーが飼い主や他のペットへの攻撃性に変わってしまわないよう適度にエネルギーを発散させてあげてください。
また、猫は上下運動と、高いところから見下ろすことが好きな動物です。
その欲求を満たすためにもキャットタワーは必要になるでしょう。
おすすめのおもちゃ
鳥の羽は猫の狩猟本能を刺激するのか、大興奮で遊んでくれます。
うちのビーフ先生もお気に入りの一品です。
後、竿の部分が伸縮するのでしまう時にも便利です。
まとめ
みなさん如何でしたか?
猫を飼うためには飼いたいという気持ちだけでなく、一緒に暮らす家族や住まい環境、生活費をしっかりと確認することが重要です。
猫を飼うという事はメリットだけではなく、大変なこともたくさんありますので、迷われている方はそのことをもう一度考えたうえで検討されてみてください。
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