猫ちゃんを飼われている方は、一度は多頭飼いを検討されたことがあるのではないでしょうか。
しかし、可愛い猫ちゃんが増えることは大きなメリットも沢山ありますが、逆にデメリットも多く存在します。
命を育てるということは非常に責任が重いことです。
しっかりと住宅事情や家族の協力、体力、経済的余裕があるかを検討をする必要があります。
今回は、多頭飼いのメリット、デメリットと、注意すべき3つのことについてご紹介させていただきます。
多頭飼いのメリット、デメリット
猫ちゃんが増えるということは、とても楽しくもあり大変なことでもあります。
多頭飼いをするメリット、デメリットとしては
メリット
- 猫が増えれば暮らす楽しみや幸せも増える
- 遊び相手ができることで運動不足になりにくい
- 猫同士で毛づくろいをしたりコミュニケーションができる
- 猫が寂しい思いをしない
デメリット
- 猫の居住スペースが少なくなる
- 相性が悪いとストレスや喧嘩の原因になる
- 縄張り争いがある
- 食費、医療費などの経費が頭数分かかる
- 居住スペースが狭くなる
などが挙げられます。
気を付ける3つのこと
飼育環境について
マンションなどで飼う場合は、契約上の頭数制限があるところもあるので、事前の確認が必要です。
また、頭数に合わせてキャットタワーを増設したり、餌容器、水入れについては頭数分、トイレについては頭数×1.3個を目安に設置してあげる必要があります。
そして、もう一つは家族や同居人の理解です。
自分は良くても一緒に住む人の理解や協力が無ければ成り立ちません。
可愛い猫ちゃんが折角うちに来ても、一緒に住む人間にストレスが掛かるようでは意味がありません。
猫同士の相性やなわばり
猫が1、2匹の場合は猫と飼い主さんの関係が1:1なのに対し、3匹以上になると、付き合い方が少し変わり、「猫社会」対「飼い主」の関係になります。
この「猫社会」において、新しい仲間が増えるということは、少なからず猫にとってストレスが発生し、うまくいかないと、喧嘩やトイレ以外での排泄、不要なマーキング行為など、様々な弊害が発生します。
人間でも、急に知らない人が家に来て、「今日から一緒に暮らすから宜しく」と言われてもびっくりしてしまいますよね(笑)
我々は知らない人といきなり暮らすことはありませんが、万が一そうなる場合は、事前に家族や同居人に説明すると思います。
「いついつから誰と一緒に暮らすから宜しくね」とか…。
猫も同様で、いきなり対面させるのでは無く、事前にお互いの存在を匂わせておく必要があります。
方法としては、お互いのニオイのついたもの(おもちゃとかタオル)を相互に与えておいたり、最初の数日は違う部屋に新しい猫を隔離しておいて、気配を感じさせておく方法です。
また、顔合わせの時もゲージ越しに対面をさせるなど、いきなり鉢合わせをさせないようにしましょう。
里親紹介などの場合、お見合い期間があるので、うまくやっていけるかどうかはしっかり見極めましょう。
食費や医療費、消耗品などの経費
当たり前ですが、猫ちゃんが増えればその分、食費やトイレなどの雑貨、動物病院の医療費が増えていきます。
病気などは常に最悪の状態を考えておき、医療費がかさんだとしても人間が生活をしていける余裕は必要だと思います。
また、費用面だけではなく、食事やトイレ、病院に連れて行くお世話も頭数分増えることを忘れてはいけません。
まとめ
みなさん、いかがでしたでしょうか?
新しい猫ちゃんを迎えると、楽しいことも増える一方で、リスクや労力も増大します。
今回挙げさせて頂いた内容は、飼い主にとっても猫ちゃんにとっても幸せに生活するうえで、最低限考慮しなければいけない内容ではないでしょうか。
新たに猫ちゃんを迎えようとしているかたは、これらの事がもう一度問題が無いかを確認してみてくださいね。