愛猫と一緒に暮らされているみなさんの中には夜鳴きで困っている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
寝ようとしている時や寝ている時、早朝に大声で鳴かれると寝不足になりますし、いくら愛猫とは言えストレスは溜まるものです。
そんな悩みを少しでも緩和できるように、猫が夜鳴きをする理由や接し方、対策についてご紹介したいと思います。
猫が夜鳴きをする理由
猫が夜鳴きをする理由は
- お腹が空いた・おやつが欲しい
- 外に出たい
- 遊んで欲しい
- 寂しい・不安
- 発情
- 認知症(主に老猫)
- トイレが汚い
などが殆どです。
実はこれらの理由さえある程度把握してしまえば意外に対策は可能なことが多いのです。
では夜鳴きをする猫とはどのように接したらよいのでしょうか?
次はシチュエーション別に具体的な対策法をお話したいと思います。
夜鳴きをする猫との接し方や対策
お腹が空いたりおやつが欲しくて鳴く場合
お腹を空かせて夜泣きをする場合は一日に猫が食べる量をオーバーしないように一食増やしてみてください。
例えば一日朝・晩と二回ご飯をあげている場合は、朝・晩・寝る前と三食に分けるのです。
もちろん与える場合は朝晩の量を少しずつ減らしてその分を寝る前にもってきてください。
そうすることで私たちが寝ている間に好きなタイミングで食べてくれますのでお腹を空かせて鳴くことは大分減ると思います。
外に出たがる、遊んで欲しくて鳴く場合
外に出たがるということは好奇心が外に向いてしまっているということです。
それに一度も外に出たことが無い猫ちゃんを外に出すことはお勧めできません。
なぜなら外には病気やケガ、迷子などのリスクが伴いますし、一度外で味をしめてしまうと今後頻繁に出たがる可能性があるからです。
外に出たがったり遊んで欲しいなどの欲求は時間のある時にいっぱい遊んでやることでかなり軽減されます。
人間は自分で娯楽を見つけることができますが、飼われている猫は自分で娯楽を見つけることができません。
多頭飼いできる環境であれば仲間を増やして猫同士で遊ばせてあげることも一つの方法ですが、まずは飼い主様が積極的に遊んであげることが重要ではないでしょうか。
ただ、一つ注意する点はあくまで遊ぶのは人間が起きているときで、寝ている最中に起こしにきた場合は無視するようにしましょう。
相手をしてしまうと鳴けば遊んで貰えると勘違いし、頻繁に起こしにくるようになるからです。
起こしに来ても無視し、鳴いても遊んでは貰えないということを学習させましょう。
寂しい・不安・認知症で鳴く場合
こちらに関しては普段からのコミュニケーションを大事にしてあげてください。
優しく触ってあげたり、話しかけたり傍にいてあげたりするだけで不安や寂しさは薄れていきます。
グルーミングもコミュニケーションとしてはとても有効です。
また、反対意見も多いと思いますが私は一緒に寝てあげるのも一つの方法だと思っています。
わが家は猫とベッドを共にするようになってから全く夜泣きはなくなりました。
逆に今では「早く寝よう!」とベッドに誘われ、布団に入ったら朝までぐっすり一緒に寝てしまいます。
発情で鳴く場合
繁殖を考えていない場合は去勢を考えるのも手段の一つです。
去勢を可哀そうだと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、猫と一緒に暮らしていく上でかなり重要な決断のひとつです。
病気の予防や気性の緩和、性欲によるストレスから解放され、これらが原因で引き起こす夜鳴きも抑えることができます。
トイレを掃除して欲しくて鳴く場合
トイレが汚れていて嫌がる猫ちゃんは結構います。
これらは普段からの掃除はもちろんですが、我々が寝る前に一度トイレをチェックして大の方だけでも掃除してあげることでこれが原因で起こされるリスクは減らすことができます。
病気を疑う
今までほとんどに鳴かなかったのに急に鳴きだしたりした場合は体調の不良を訴えている可能性があります。
一度動物病院で診ていただくことをおすすめします。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
猫が鳴く理由は上でご紹介した事例がほとんどです。
叩いたり叱っても猫にはほとんど効果がないだけではなく、大切な信頼関係も壊れてしまいます。
鳴くのには何かしらの理由が必ずあるので、じっくりと観察をしたうえで根本の解決を目指してあげてください。