猫のトイレ・粗相・スプレー行為のニオイを徹底対策!おしっこの消臭や掃除方法もご紹介

猫のおしっこやフン、スプレー行為のニオイってとても臭いですよね。

 

絨毯や床、布団などに粗相をしてしまうと掃除してもなかなかニオイが取れず、ちゃんと処置をしないと、どんどん臭くなって取り返しのつかないことになります。

 

特に夏場なんかは窓を開けたりするので、そのニオイでご近所さまに迷惑をかけないようにしたいですね。

 

今回は猫トイレのニオイ対策や粗相、スプレー行為の防止方法について解説をしたいと思います。

是非参考にしてみてください。

 

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トイレのニオイ対策

こちらを見つめる猫

掃除はマメに

とても当たり前のことで一番重要なことが、トイレのマメな掃除です。

 

排泄物を放置した時間分部屋は臭くなりますし、雑菌も繁殖します。

ウンチが残ったまま次にトイレをすると猫の足にフンがついてしまうこともあるので、その足で部屋をウロウロされると悲惨ですよね。

猫を飼われている方はみなさん一度はやられたことがあるのではないでしょうか?

 

また、猫はトイレが汚れていることを非常に嫌がるので汚れたトイレは猫の粗相の原因になり兼ねません。

 

トイレは排泄物が目に付いたらこまめに取り除き、トイレ容器自体も月に一度は丸洗いするようにしましょう。

猫のおしっこは熱湯消毒が有効なので、丸洗いの時に熱湯を掛けて洗うとおしっこにニオイはほぼ無くなります。

トイレの配置も重要

猫のトイレを置く場所ですが、お客様を迎えたり自分たちが出入りする玄関にトイレを置くのは避けた方が良いでしょう。

来られたお客様を不快にさせるだけでなく、自分たちが家に帰った時に目の前に猫のトイレが置かれているのはあまり気持ちがよいものではありません。

 

次に食べ物を扱うキッチンや臭いの籠りやすく換気の悪い場所も避けるべきで、近くに出窓や換気扇があればよりベストです。

 

最後に家の人が良く通る場所にトイレは置かないようにしましょう。

人通りが多いと猫も落ち着いてトイレが出来ませんし、トイレ外での粗相の原因にもなり兼ねません。

トイレ容器や消臭シート、砂を使用する

トイレ容器は多少コストは割高になりますがシステムトイレをおすすめします。

 

通常のトイレはおしっこをすると固まるタイプの砂を使用し、猫がトイレをする度に毎回固まった部分を取り除かなければいけません。

 

それと比べ、システムトイレは1段目のすのこ部分に砂を敷き詰め、すのこの受け皿部分にシートを敷き詰めます。

おしっこをすると上の砂の部分を通過し、シートが敷かれた受け皿に溜まります。

シートに消臭シートを使用すれば1週間程度はニオイが発生しません。

 

ニオイ重視の観点で考えると多少のコストは掛かりますが、消臭砂や消臭シートを使用するだけでかなりの効果があります。

粗相のニオイ対策

粗相した場所は徹底的に掃除と消臭

猫が粗相をした場合はまずは徹底的な掃除と消臭を行い完全にニオイを消しましょう。

猫の性質上おしっこの臭いが残っていると同じ場所で粗相を繰り返す可能性があるからです。

 

しかし、現行犯で目撃すれば粗相した場所を特定しやすいのですが、外出中から帰ったときになんだか臭いけどはっきりした場所が分からないということはないでしょうか?

その場合、特定できずに見逃してしまうと悪臭の原因になってしまいます。

 

粗相した場所を見つける方法として、ブラックライトを使用する方法があります。

 

詳しい方法については「猫にも安全なおすすめペット用消臭スプレーは?粗相(尿・おしっこ)やスプレー痕跡を見つける方法も!」の記事に書いていますので参考にしてみてください。

 

掃除の方法ですが、フローリングや畳に粗相をした場合は水やお湯で薄めた住居用洗剤でしっかりと拭き取り、最後に水分が残らないように乾拭きで取り除きましょう。

そして最後にペットに安全な除菌・消臭スプレーでニオイの元を完全に取り除いてください。

 

絨毯の場合は酵素系の洗濯洗剤で丸洗いができればそれに越したことは無いですが、毎回洗うのは非常に大変です。

 

粗相をした場合まず絨毯の裏側にペット用トイレシートや無ければキッチンペーパーなどを敷き、上から乾いたぞうきんやティッシュ、キッチンペーパーなどの吸水性が良いもので叩くように水分を取り除きます。

 

しっかり水分を取り除いたら、猫が粗相した場所に熱湯を掛け、先ほどと同じように叩くようにして水分を取ってください。

 

この際、熱湯を掛け過ぎて絨毯をびしょびしょにしないよう注意が必要です。

(粗相の範囲を越えて掛けてしまうと余計に広がってしまいます)

 

熱湯を掛けることで、猫のおしっこのニオイは気化するので臭いがほぼ消えます。

スチームクリーナーもかなりの除菌消臭効果があるので試してみてください。

 

猫のおしっこだけでなく、台所の油汚れや換気扇、エアコン、窓ガラス、ソファー、絨毯、毛布、衣類、など様々な用途に使えるのでおすすめです。。

 

この作業を2,3回繰り返し、最後にペットに安全な除菌・消臭スプレーで完全にニオイを消してください。

 

熱湯・スチームの除菌消臭方法はソファーや衣類、毛布などにも有効ですが材質には注意が必要です。

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原因を究明する

猫は基本的に一度決めたトイレで排泄をする動物ですので、その猫が粗相をした場合必ず何かの原因が存在します。

 

粗相を失くすには原因を究明してそれを取り除くしかありません。

猫が一度決めたトイレ以外で粗相をする原因として

 

トイレが汚れている

→マメにトイレの掃除を行う

 

トイレの場所が気に食わない

→人の出入りが少なく、落ち着いてトイレができる場所に移動する

 

トイレが小さい

→屋根付きトイレなどの場合、窮屈そうであれば屋根付きのものにしない

 

砂の材質が気に入らない

→猫の好みなので、いくつか種類を試してみる

 

ストレス

→環境の変化や運動不足、ストレスが粗相の原因になることがあります。

遊びやスキンシップで飼い主との信頼関係を築く。

 

泌尿器や消火器の病気

→泌尿器や消火器の疾患や、年寄り猫であれば頻尿なども考えられます。

今までちゃんできていたトイレが急にできなくなった場合、まずは獣医さんに相談する。

 

などが主に挙げられます。

 

これらの原因を一つ一つクリアにしていくことが遠いようで一番の近道になります。

スプレー行為のニオイ対策

去勢手術をする

オスの猫は成猫になると自分の縄張りを主張するために、強烈な臭いのするおしっこをあちこちにするスプレー行為を行うようになります。

 

スプレーのニオイは通常のおしっこよりも臭いが強くなかなか消すことができません。

 

スプレー行為をやめさせる一番の解決策として、去勢手術が挙げられます。

この手術を行うことで9割以上の猫がスプレー行為がなくなり、性格も穏やかになります。

 

また、前立腺、精巣の病気にもなりにくくなるため、余程の理由が無い限りは去勢手術をするべきだと思います。

フェイシャルフェロモンを使用する

速攻性はありませんが、猫の頬から分泌されるフェイシャルフェロモンを使用する方法があります。

 

フェイシャルフェロモンは猫が人や物に顔をすりつけている時に出すフェロモンで自分のお気に入りの人や物にすりつけることで安心感を得ています。

このフェイシャルフェロモンの性質を人工的に作り出したものに「フェリウェイ」というものがあります。

「フェリウェイ」は使用することで猫の精神面に働きかけストレスを軽減して、スプレー行為を改善する効果が得られます。

 

スプレーをする猫や攻撃性が高い猫に対して7割以上の改善が見られるというデータが出ています。

動物病院でも処方して貰えるので獣医さんに相談してみては如何でしょうか。

 

Amazonなどでも購入できます。

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まとめ

人間が快適に生活をするためにも部屋のニオイ問題は重要です。

トイレの掃除や粗相、スプレー行為をしたらその度にきちんと処理をすることで、ニオイの問題は最小限に抑えることが

できます。

適当な処置をするとその小さな積み重ねで部屋はどんどん臭くなっていき、後でどうにかしようと思ってもどこがニオイの原因かも分からなくなります。

 

猫が粗相やスプレー行為をするのには何かしら原因が存在するので、めんどくさいかもしれませんが一つ一つ原因を潰して行くことが大切です。